2023年6月5日(月)

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霧笛が俺を呼んでいる

“観たまま聴いたまま気の向くまま”

前回の「アン・バートン」を堪能したためか、次が浮かんでこないので、ちょっと一休みして映画にします。

赤木圭一郎の最高作と呼び声高い一本「霧笛が俺を呼んでいる」。
霧にむせぶ港町横浜を舞台に、不慮の死をとげた親友の謎を探る男・赤木圭一郎と、親友の恋人・芦川いづみとの淡いロマンスを絡めたミステリーロマン。
新人の吉永小百合も親友の妹として出演。

63年前撮影時の街の景色が面白い。

横浜中央病院の道路をはさんだ向かいの駐車場は、当時は運河だったり、第2京浜(一国)の道路沿いは野原だったりと今とは違う景色。東京オリンピック前は首都高も第三京浜もなかったわけですね。今はなきバンドホテルも出てきますが、これは懐かしい。

さて本編の映画は、脚本がなんとあの熊井啓。
赤木圭一郎の「孤独の影」や「ロマンチシズム」がみてとれます。ファンにはたまらないでしょうね。ネタバレするのでここまで。