2023年8月4日(金)

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ちあきなおみ・金子由香利

ピアノ・トリオの音源が一番多いのですが、なかなか先に進みません。わき道にそれてばかりですが、今日もそれます。
先日、テレビで「表現者」と題して「ちあきなおみ」さんを取り上げていました。そのなかでシャンソン「ラ・ボエーム」ファド「愛のために死す」も歌ってましたので、以前取り上げたシャンソン「金子由香利」さんの続きをやります。
お二人の「ラ・ボエーム」を何回も聴き直しましたが、共通する点は、語りのとき言葉が聴き取りづらいことです。
もともとハッキリした声質でないことと、本格的な発声ではないので声量もたりないからだと思います。それゆえ歌が小さくまとまって口先で歌っているように聴こえてしまうのが残念です。
それが語りなんだと言う人は多いと思いますが・・。
ウィスパーのときは肉体的にはよりキツイと発声の先生から聞いたことがあります。
現役の歌い手さんなので、あえて名前は出しませんが、明瞭な声質と声量で「ラ・ボエーム」を3分間のドラマとして見事に歌い上げている人もいます。
私もこの歌い手さんの前で歌った時、下腹部を押さえられて腹から声を出せと叱られたことがありましたわ。
お二人とも歌が上手いという定評がありますがそれはそのとおりだと思う。
現役の歌い手さんについてああだこうだと言うのは失礼なので言いませんが、このお二人については許されるでしょう。
ファンの方からすれば気に入らないと思われるでしょうが、もうろく爺さんのたわ言だと思って無視してくだい。