8月9日
「キャロルの音楽とはなんだろう」とスタジオモニターでくり返しチェックしましたが、内海さんのギターとユウさんのドラムがなければ、キャロルのサウンドは成立しなかったのではないか。
二人に支えられてジョニーさんと永ちゃんの英語ぽい発音のボーカルを加えたのが「キャロル」。
初期のビートルズ模範としたシンプルなロックンロールを志向したと言われているが、演奏は初期のビートルズより音の密度が高くまとまっている。年代の差もあるでしょうが、初期のビートルズの演奏は、ボーカルがメインで演奏もいたってシンプル。
「ファンキー・モンキー・ベイビー/キャロル」はセカンドアルバムにして全曲オリジナル。
乗れる曲、聴かせる曲どれもいい。これぞベストアルバム。
頭から通しで何回聴いても心地
いい。どんどんはまっていきます。
メロディーと英語ミックスの詩のはまり具合、ジョニーさんと永ちゃんのハモリとコーラス。日本のロック界に衝撃を与えたのもうなずける。
フランス公演では、女の子たちがステージに突進したと聞きましたが、ビートルズとオーバーラップしたのでしょうね。
さもありなんです。
日比谷野外音楽堂のラストライブに於いて、デコレーションから燃え移った炎により1億円の機材とともに燃え尽きたキャロル。わずか3年で解散は短すぎる。
ジョニーさんのセルフカバー・アルバムはまた別の機会にします。