2023年10月19日(木)

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ソニー・ロリンズ

前回に続きソニー・ロリンズを。
ジャズの名盤とは、アルバムの中に2〜3曲素晴らしい演奏があるか、曲順も含めてアルバム全体の演奏と構成が素晴らしいかによります。
「サキソフォン・コロッサス」は後者にあたりますが、しかし、ロリンズはライブ録音の方が魅力的だと思います。
よりエネルギシュな演奏でロリンズらしさを味わうことができます。

ライブ録音盤はまた別の機会にして、1964年録音の4曲を。
①マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ
②ラブ・レター
③トラベリン・ライト
④オータム・ノクターン

オリジナルアーティスト定番集
からの抜粋。

ソニー・ロリンズ(ts)
ハービー・ハンコック(p)
ジム・ホール(g)
ボブ・クラウンショウ(b)
ミッキー・ロカー(ds)

①ではロリンズのソロが終わっていないのにジム・ホールが待ちきれないかのように割り込んでくるところが面白いのとギターの明快な音がいい。
②はイントロのギターはラブ・レターですが、あとはロリンズのアドリブ。終盤にギターが被さってにぎやかに終わる。
③は溶けてしまいそうな楽曲。ここでもロリンズとジム・ホールのからみがいい。一番のお気に入り。
④ロリンズの歌心が心地よい。

これまたgood。